初心者が「金魚の赤ちゃん」卵から成魚まで育てる
金魚を8匹飼っていますが、その金魚が水槽内の土管やフィルターに卵を産んでいました。水槽内が白っぽく濁っていたので、調べてみると雄金魚の精子だったようです。8匹の金魚の中に雄と雌がいたようです。 金魚の卵を育ててみました。その経過を写真入りで説明します。
数年前お祭りで持って帰ってきた金魚3匹のうち1匹が3年くらい生きていましたが、1匹なのにある日卵がいっぱい水槽の底にあったことがあり、雌だけでも卵を産むことはわかりました。 今回は8匹もいて、水も白っぽく濁っているということは、稚魚が産まれる可能性があると思いどんな金魚になるのか楽しみでした。
水槽を見ると、プツプツタマゴらしきものが多数あった
親金魚が8匹いてどの金魚が産卵したかはわからず、ネット検索してみると、卵をそのままにしておくと親金魚が食べてしまうようなので、別水槽に移しエアもあった方がいいと書いてありました。桶(おけ)に卵を移し、携帯用ブクブクをつけて、水草アナカリスをいれておきました。
卵から針子誕生
5月4日桶の中にあった卵からふ化した稚魚たちがたくさんいました。泳ぐ様子はなく、制止した状態でした。この針のような見た目から、この時期は針子と呼ばれています。
卵⇒針子⇒青子と呼び名が変化するようです。 卵のふ化は温度によってふ化する速度が変わるようです。 20度前後で5日 22度前後で4日 24度前後で2.5日
5月6日くらいより、桶の壁から動いていなかった針子達が水中を動き出した。餌は何をやったらいいのか色々調べてみたら、ブラインシュリンプ(エビの卵を沸かしてふ化させたもの)がいいとは書いてありましたが、作業時間と手間がかかりそうだったので、ブラインシュリンプが配合されている餌を購入してみました。が、針子の時期は動く餌にしか反応しない?とも書いてあるものもあり、やりやすそうなゾウリムシを2週間くらいあげていましたが、ペットボトルに入れていると臭いが気になり、ブラインシュリンプ孵化器を購入し、ブラインシュリンプを餌として1日3~4回に分けてあげていました。
1週間後の5月13日 針子がやや大きくなってきた感じで、動きが活発になってきました。
餌はブラインシュリンプをあげていましたが、桶の水質が餌の残りなどで汚れる事が多く、3-4日に1回は一部交換でなく、全交換をしていました。
卵⇒針子⇒青子に成長
桶から水槽に移動し餌はブラインシュリンプで、青子がエアレーションに吸い込まれないように、スポンジフィルターを使用しました。
まだまだ青子です。
5月27日から、約1ヶ月近くが経ちましたが、体の色は赤くはなく、青子の状態と思います。体がスケルトンの稚魚もいますが、親金魚で1匹だけスケルトンの金魚がいるので、遺伝子を引き継いだと思われます。餌をブラインシュリンプから、稚魚用の餌(キョーリン咲ひかり稚魚用)に変更しました。
青子から体が色づき金魚に成長
青子の状態から、金魚たちがどんな色や柄になるのか?すごく楽しみで毎日餌をやりながら観ていました。見ると、金魚らしいオレンジ色になっていたり、中には全身真っ黒の金魚もいたり、親金魚に黒い筋が入ったような金魚はいますが、真っ黒はいないのですが、3匹真っ黒な金魚がいます。卵から約4ヶ月しかまだ経っていないので、色は変化していく金魚もいるようです。変化する要因としては、餌だったり、水槽の環境だったりするみたいです。
金魚の卵から育ててみて
卵をみた時には、初めてのことだったのでどうしたらいいのか?戸惑いました。一番大変だったのは、ブラインシュリンプを沸かす(ふ化させる)ことと、それを濾す作業に以外と時間が毎回かかってしまうことや、水槽の水が汚れるのが速くて交換頻度が週2~3回状況によって交換していたことでしょうか。たぶん、慣れていたらそんなにならなかったかもしれませんが、すべてが初めてで色々戸惑いました。
毎日仕事が終わって金魚の餌をあげた後椅子に座って金魚を眺めている時間が、ボーッとできるリラックスタイムになっています。 今では、朝夕と部屋に入ると親金魚の水槽、子金魚の水槽の金魚達からの熱い視線を感じます。「はやく、ごはんちょうだい」といわんばかりに、こちらを見ながらみんな泳いでいるように見えるのは私の気のせいではないと思います。 皆さんも金魚を飼っていただくと私が言っていることがわかっていただけると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
金魚の稚魚を育てるのに使用した物
ブラインシュリンプとはー観賞魚の世界ではブラインシュリンプと呼ばれる事が多いですが、水産の世界ではアルテミアと呼ばれています。 ブラインシュリンプのブラインというのは塩水という意味なので、ブラインシュリンプは直訳すると「塩水エビ」という事になります。アルテミアという呼び名はブラインシュリンプの属名であるArtemia(アルテミア)をそのまま用いています。 キョーリン山崎研究所
スポンジのエアレーションで稚魚が吸い込まれないようにしました。
針子2週間くらいゾウリムシを使用
ブラインシュリンプからエサに変更した時には、タンパク質が多いエサを使用していました。
青子になってからキョーリンの稚魚用エサに変更しました。
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